1月から続いた通常国会が閉幕しました。
多くの重要法案の議論を重ねた国会でしたが、私自身は自民党の裏金事件に多くの時間を割かなければなりませんでした。
長く務めた法務委員会の筆頭理事から、年始に政治倫理審査会の筆頭理事に異動しましたが、通常の法案審議と違い、取り扱う事柄は説明責任から逃れようとする自民党議員であったので、これまで以上に難儀しました。
今回の裏金事件により、政治への信頼は大きく揺らいでいます。
事件は外部からの指摘によって明らかになりましたが、裏金を作った当事者たちは真実を語らず、あろうことか秘書に責任をなすりつけ、脱税の疑いにすらも正直に向き合いませんでした。
その上、事件を踏まえて作られたはずの政治資金規正法の改正は、何ら実効性を伴わない内容のまま一つの区切りをつけられてしまいました。
裏金事件に関わった議員、抜け道だらけの法改正を進めた政党が選挙でケジメをつけ、法律を守りることから始め、二度とこのような事件を起こさないための法制度づくりに不断に取り組まなければ、政治への信頼を取り戻すことはできません。
国会は終わりましたが、秋田のため、日本のため、政治への信頼を取り戻すために引き続き頑張ってまいります。