202301月10日

【昨年の振り返り、そして新年】

さて、昨年の振り返りから。
一年前の元日に投稿したブログには、以下のことを抱負として掲げておりました。
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Webサイトにも「私のライフワーク」として掲載しておりますが、昨年以上に取り組みたいことは三つです。
音楽について、特に、ライブやクラブ、フェスなどエネルギー満ち溢れる活動について、政治側から応援・支援していくこと。
教育の多様化を実現していくために、フリースクールやホームティーチング、学び直しに対して、より安定的な制度を作ること。その基盤となるフリースクール議員連盟の再構築に早急に取り組むこと。
性犯罪に関して、男性ばかりの国会で正面から論じられてこなかった問題ではありますが、国として誰を守るべきなのか、法と論理を誰のために使うのかを間違えずに、来たる刑法改正に向けて改善に努力すること。
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振り返れば、抱負の通りにしっかり取り組めた一年だったと思います。

音楽に関しては、業界の懸案の一つである海外アーティスト入国問題の解決に向け、法務省と一体となって在留資格「興行」の取得要件改正に着手しました。
現状、海外からアーティストを呼ぶのに、とても面倒で不安定な制度になっています。それはライブやコンサートを主催する側にとって大変なだけでなく、許可を出す入管側も処理しきれないような状態で職員たちの労働環境も劣悪なものと聞いています。
昔はアジアにおいて中心的な存在だった日本も、今や中国や他の東南アジア地域に追い抜かれるような状況で、それに輪をかけて入国手続きが面倒となると、一層の日本離れが加速しかねません。
その為に、必要最小限の手続きと審査で済むよう、在留資格「興行」の取得要件を改正するよう、働きかけてきました。最初は「入管が動くはずはない」との声も聞こえてきましたが、粘り強い働きかけにより入管と一体となって改正に向けた作業に入りました。
年明け早々にも進捗状況と意見の交換を入管と重ね、見通しが立ってきました。結果までもう一息。
いずれにせよ、音楽ファンにとって今年は昨年以上に音楽が溢れる幸せな一年になるように、最後の仕上げを頑張ります。

次に、フリースクールついて。
当選以来20年近く取り組んできたフリースクールの支援。その活動の中核だった「フリースクール議員連盟」は、中核の議員であった馳浩さん(現石川県知事)が永田町を去られたことで約一年間休眠状態となっていました。
しかし、解決すべき課題も山積していることから、議連の事務局長として、自民党、公明党の先生方に働きかけ、晴れて新役員体制(私は引き続き事務局長)を整えて再構築することができました。各界からの期待も予想以上で、名称も「多様な学び推進議員連盟」と改め、より目指す社会に近いものとしました。
ようやく活動の受け皿が整いました。
いよいよ年明け、国会開会早々にも改めて会合を企画し、課題解決に向けたアクセルを踏んでいきたいと思います。

最後に、性犯罪に関する刑法改正について。
昨年も、引き続き性犯罪被害者や支援団体からお話を聞き続け、機会を見て法務委員会で質疑を行ってきました。性交同意年齢の引き上げなど、世の常識と法体系が余りにも乖離している諸懸案に関し、法務大臣をはじめ、法務省や与党関係者等、考えられるところ全てに働きかけを続け、まっとうな法改正が行われるよう努力しておりました。
本年はいよいよ法制審の結論が出て、法改正に向けた大きな動きがでる一年となります。
法案が提出される法務委員会の野党側責任者として、望ましい法改正に向けてしっかりと取り組みたいと思っています。本当の正念場。被害者の方々の忸怩たる思いが少しでも晴れるよう、そして将来被害に遭う方を一人でも減らすことができるよう、真剣に取り組んでいきたいと思います。

音楽環境の整備、教育の多様化、性犯罪撲滅。
本年は私のライフワークの三点に関し、昨年以上にしっかりと取り組むとともに、引き続きふるさと秋田が置かれた現状をしっかりと捉え、伸ばせるところは伸ばし、国の支援が必要なところにはしっかりと手当てしていく活動も全力で取り組みます。

写真は、音楽関係の方々との一枚。
大好きなサマソニやビルボードの主催者の方々と!

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