参議院選挙が始まりました。
秋田選挙区は6人の候補者が凌ぎを削る激戦となっています。
その中において、私は「ささゆりこ」さんを応援しております。
その理由をここでお話ししたいと思います。
3年前、妻が参議院議員になって、その活動を傍で見つめ参議院議員の在り方をずっと考えていました。
その一つの結論として、衆議院のカーボンコピーと揶揄されることもあった参議院ですが、それは大きな誤りで、参議院に特に求められていることが確かにあると確信していいます。
衆参の最大の違いは、その任期。
2年から3年で選挙を迎える衆議院議員と違い、任期は6年と固定され解散もありません。
この差は、本当に大きいと思います。
選挙が頻繁にある衆議院議員は、絶えず次の選挙が頭に浮かび、世論や、声が大きい団体や意見などに左右されがちです。
しかし、任期が6年と固定されている参議院は、腰を据えて、一つの問題にじっくりと取り組むことができます。
言い方を変えれば、そのような役割の違いを期待して、同じ国会議員でも制度設計を変えて二院制を整えているのだと考えています。
誤解を恐れず大胆に表現すれば、衆議院議員に聞こえる声と、参議院議員に聞こえる声は、違って当然で、世論や大きな声に惑わされずに、草木をかき分けるようにして声なき声を見つけ出し、そしてその声を拾って解決していくことこそが、参議院議員に求められている職務であると思います。
その意味において導き出されることは、
衆議院議員に既に溢れているような、既存のタイプの政治家を幾ら選び出したとしても、世の中何も変わらないということ。
ダムを作った、空港を作った、国から予算を引っ張ってきた、そのような仕事をする人は、既に衆議院議員に沢山おります。
業界団体や、企業のトップらと親交を深め、その声を届ける役割を果たす人も、既に沢山おります。
秋田のために働くと言うことが、どこか「予算を引っ張ってくる」ということだけに捉えられがちですが、
秋田にも介護に追われ苦しむ人がいて、
秋田にも物価高によって日々の生活で精一杯の人がいて、
秋田にも子育てで悩む若い世代がいて、
秋田にも障害者の家族を抱え、助けての声も上げられない人もいます。
そのような決して大きな声にもならないし、声すら上げられない悲鳴を自ら探し出して助けてくれる、そのような政治家を一人でも多く国会に送ることが、秋田の生活の安心を紡ぎ上げていくと信じています。
今回、ささゆりこさんを応援する理由は、そのような想いからです。
自身も障害を抱えた息子さんを出産し、介護の後に息子さんを亡くされ多くのことを心に刻まれました。
その後も、NPOを立ち上げて、自らの経験に基づいた活動を続けて来られました。
弁理士として活躍し、休みの日は昆虫博士としての知識を如何なく発揮する一人の母親です。
「誰もが活躍する社会より、誰もがそこにあるだけで尊重される社会」をつくりたい。
弱い立場の人たちに優しい社会は、誰にとっても生きやすい社会でもあるから。
そう強く想い、政治の世界に飛び込みました。
今までと、違う人です。
本当に政治を変えていきたい。失いかけた政治への期待を取り戻したい。
そのような方々の大きな受け皿となり、国会で頑張ってもらえるよう、私も残りの選挙戦全力を尽くして応援していきたいと思います。