スタッフの自宅が、気象庁やYahooの災害情報サイトで土砂災害危険地域と指定されたのは、夜遅く。
急いで電話で連絡をとりました。
昨晩は刻一刻と被害想定が悪化していき、不安で眠れない方も多かったと思います。
御所野の我が家(借家ですが)付近は高台なので安心感がありましたが、近所の御野場、仁井田、四ツ小屋付近は冠水が懸念されました。
私自身は、ネットで気象庁などの災害情報サイト、Twitterなどで市民が流している動画等で情報を得ることができましたが、そのような環境にない高齢者住宅では、如何にして現状をしり、避難の判断をするのか、行政からの情報伝達のあり方が毎度問われます。
今回の大雨に関し、秋田市はどのような対応だったでしょうか。
今回、秋田市が大雨災害に関し、初めて発信したのは日付が変わった深夜0時30分。
下新城、上新城の一部に高齢者避難を呼びかけを行いました。
その後午前1時20分、避難指示を発令。
同じ頃の午前1時、牛島、大住、仁井田、御野場、上北手の一部に高齢者避難を呼びかけました。
私は市のHPを参考に「指示」「呼びかけ」を行ったと記しましたが、実際のところ、深夜遅くに当該地域の方にはどのように呼びかけたのでしょうか。
HPやTwitterで告知した、ということだけではないと思いますが、命を守るための行動を促す情報伝達のあり方は非常に重要と思います。
災害が予想される際、行政の方々のご苦労は大変なことと思います。しかし、地震などの前触れなく起こる災害とは違い、大雨や、それによる土砂崩れ等は一定程度予測が立つ災害と思います。
出来ることであれば、ある程度の大雨が予測される際には、空振りになっても構わないので、多くの方が起きている時間帯に避難所の開設と告知を行うべきではないでしょうか。
不安を感じる時には、出来る限り早い段階で避難所に向かう。そのような習慣が行政にも住民にも備わって初めて命を守ることに繋がると考えます。
「まぁよくあることだから」と、今回も楽観的に考えられていた方がいたと思います。
しかし、最近の災害現場でよく聞く言葉は「いままで住んでいていて、こんなことは初めてだ」。
ネットを利用できない家庭も多く、そしてまた、一人で避難所に向かうことが困難な独居高齢者が増えている現状、命を守るための行政の先手先手の対応を強く求めたいと思います。