結局は、数の力で押し通されてしまう。
そこに、論理矛盾や、説明されていない政策判断があったとしても。
少年法2回目の質疑は、私にだけ一時間もの質疑時間が割り当てられた。
その中で、この少年法改正案がはらむ、価値観と価値観の正面衝突によって発生した論理矛盾や、それらによる不都合を本来更生の道が開かれるべき少年たちが被る制度欠陥を丁寧に指摘した。
しかし、刑事局長と大臣の答弁は、それらの指摘に正面から答えられたものではなく、最後は「政策判断」という、なかば説明を放棄するかのような答弁しか出てこなかった。
少年法は、さまざまな背景を抱え、非行の道に走った少年たちの更生を促す法律である。
それが、大人たちの都合によって歪められていくことに強い懸念を抱く。
「少年は、昔よりも未熟になったと思う」。
そう私にささやいたのは、自民党の議員。自身も非行に走りながら更生の道を歩み、議員を続けている方。
厳罰化よりも、更生の道を確保することの必要性を理解する与党議員は少なくない。
それにもかかわらず。
諦めず、頑張りたい。
私にとって、ライフワークとなるものだ。
質疑動画はこちらからご覧いただけます。
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