私自身の選挙区にお住まいの方から「有権者になって20年以上経つけど、初めて投票したいと思える人に出会った。応援してるからね!」と、妻への熱烈な激励と、間接的に猛省を促された参議院選挙から一年がたちました。
夫婦で国会議員をつとめることに、引き続きご批判も頂きますし、また、お互いの中に躊躇が未だあることも事実です。
それでもこの一年間、上記の激励のように彼女にしか開けられない扉が開き、悩みを打ち明けられたり、私には気づかぬ問題点が発見され、その解決に私自身も尽力することで、今まで政治の光が当てられなかった方々のお役に立てる機会も増えました。
以前もこの場で申し上げましたが、議会は「感性の集合体」だと思っています。
議員一人ひとりが歩んできた経験から導き出される感性と想像力によって、社会の矛盾や歪みを解決していく、それが議会。
私には私の、妻には妻だけの感性と想いがあって、それは援用できても決して代理出来ないものとも思ってます。
一年前、報道では「イージスアショアが争点」と杓子定規に分析される向きがありましたが、選挙を実際闘うなかでの感覚は、それは争点の一つに過ぎず、大方は冒頭の激励が指し示すように「今までの政治」のありかたに対する強い不満と期待だったと思います。
私もこの世界に飛び込んで15年以上が過ぎました。
時に、どっぷりと「今までの政治」の手法と思考回路に身を浸し、自らにこびりついたサビを発見してしまうこともあり、本当の意味で初心に戻って頑張らなければならないと、強く危機感を感じております。
いずれにせよ、昨年は多大なるご支援を賜り本当にありがとうございました。私も自己研鑽を怠らず、今後も皆様のお役に立てるよう頑張って参りますのでご指導よろしくお願い申し上げます。