記事を見たときに、まさしく目を疑った。そして絶句した。 秋田公立美術大学の卒業式、学生代表の謝辞に関して大学側が一部の発言の削除を要請した、と。 大学で学ぶ中で、もっとも大事にされている部分を、卒業式というハレの舞台で台無しにした、そんな出来事。 決して小さな話ではなく、 決して見過ごされる話でもない。 大学の、アートの、もっとも根幹部分をなす「表現の自由」に関することだからだ。 大学当局は、大学を何だと思っているのか。 学生を何だと思っているのか。 大学当局は誰に気を使っていたのかわからないが、 しっかりとした対応を求めたい。