202410月26日

【フェスやライブが好きなみなさんへ】

私の生き甲斐の一つ、それは音楽。中でもライブが大好きです。 国会議員になってもフェスやライブには時間を見つけて通っていて、その流れからフェスやライブをサポートする唯一の議員にもなりました。引き続き国会議員としてサポートしたいのも、選挙を勝ち抜きたい強い想いの一つです。
 
もちろん政治の世界にも音楽好きはいると思うのですが、コロナ禍で改めて思い知ったのは、音楽業界の皆さんが頼れる議員がやはりいないという事実。DJや照明さんから、クラブ運営者まで、いままで政治と付き合ったことがない多くの音楽関係者の方や、入国制限がなされる中、窮地に陥った外国人アーティストの招聘事業者さんら多くの方々と政府を橋渡しをしたのが最初のサポートでした。こうした皆さんの事業が途絶えてしまえば、多くの方の音楽を聴く楽しみが失われてしまうとの強い危機感を覚え、資金的な援助をとりつけるために奔走し、支援を獲得してきました。
 
コロナが明けても難題は続きます。コロナ禍の厳しい水際対策を乗り越え、コンサートやライブイベントも再開されるようになってきたことに伴い、業界の懸案の一つである海外アーティストの入国問題が再燃しました。
 
海外アーティストが日本での公演のために入国するには、興行ビザを取得する必要があります。この手続きが他国と比較してもあまりにも煩雑で時間を要するために、アーティスト本人やライブ・コンサートを主催する側にとって負担が重く、許可を出す入管側も処理しきれないような状態。職員の皆さんの労働環境も劣悪なものになり、手続きに必要な確認事項が多く期限に間に合わない不安定な運用になっていたことで、結果としてビザが取れずにイベント自体が中止に追い込まれる例も散見されてました。
 
昔はアジアにおいて中心的な存在だった日本も、今や中国や他の東南アジア地域に追い抜かれるような状況。人口減少が進んだことで集客力も落ち、円安によりドルベースでの収益が割安なものとなってしまう現状もあるなか、それに輪をかけて日本の入国手続きが面倒だ、ということになると、一層の日本離れが加速しかねません。
 
このままでは世界ツアーを行うようなアーティストが、アジアは日本を飛ばしてタイやシンガポールで、というような流れが進みかねず、日本でライブで楽しむことができる機会が失われていきます。 そこで、必要最小限の手続きと審査で済むよう、在留資格「興行」の要件改正を働きかけてきました。当初、「入管が動くはずはない」との声もありましたが、数十名の関係者から実態を聞き取り、役所担当者と幾度となく協議を重ね、大臣にも実態を訴えながら直接働きかけを行い、法務省とも一体となって改正に向けた作業を進め、昨年8月にようやく要件が改正されました。手続きを合理化し、発給期限も見通しのつく運用となり、以前の不安定な状態から脱することができたと思います。
 
その他、最近は何か問題があると、とりあえず多くの音楽業界の方から相談をうけるように。
 
入管、消防法、外務省との手続き、ハコの運用についてetc ここでは名を明かせませんが、皆さんよくご存知のアーティストの方から直接相談をうけるようなことも増えてきました。 一人の音楽好きとして、音楽業界の方から頼られるようになってきたのは政治家冥利を尽きます。
 
私にとって、音楽を聴く時間は人生の大きな楽しみの一つ。 音楽ファンにとってこれまで以上に様々な音楽が溢れる幸せな環境をつくっていくためにも、引き続き国会の場で頑張りたいと思います。 ご支援賜われましたら幸いです!
 
写真は家族で一緒のフジロック BJÖRKの「アリガット!」が印象的だったなー
 
 
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