皆さま。お願いです。
少しだけお時間ください。
選挙戦最終日の演説です。私の想いを聞いてください。お願いします。
この選挙の持つ意味を訴えました。
演説を書き起こしましたので、動画と共にお読みいただけたら幸いです。
ーーーーーーーー
秋田の問題、一番の問題ってなんですか?
お一人お一人に問題意識があると思うのですが、私は人口減少です。今、秋田県の人口94万人を切りました。皆さんが若い時、何万人いましたか?私が記憶しているのは120万人の頃です。あっという間に100万人切りました。
今、一年間に何人減っていると思います?1万5千人減っているんですよ。毎年、毎年、1万5千人、秋田県から人口がなくなっているんです。
しかし、このことに今の政治、真面目に向き合ってきましたか。どこ行っても言われますよ。「あいやー若いひどたち少ねぐなった」「童っ子も減った」と。私も今、小学校の頃、中学校の頃、高校の頃を思い出すと、8クラスありました。三百何十人。本当に多くの子供たちがその中の一人として生活していました。今、4クラス、3クラスです。これからもっと減ります。
「若い人たちがもっと子ども産んでくれたらなぁ」。そういうお声をいただきます。でも、ぜひ分かって欲しいんです。若い人たちも人口減らしたくて減らしてるんじゃないんです。子どもが欲しくても、もう一人産むのに躊躇するんです。結婚したくても結婚できないんですよ。そして、「秋田から出ていかないで、秋田で働いて欲しい」。そうみんな思っているけれども、秋田に働く場所がなくて、こまち乗って仙台行っちゃうんです。
私今45です。
大体、うちの両親も80ですけれども、我々くらいの年代になると、もうそろそろ東京から秋田帰って両親の面倒見てやりたいなって落ち着いて思うんです。何人からか相談も受けました。でもね、やっぱり帰ってこれないんです。今東京で働いている人たちを秋田に戻す職がないんです。あったとしても給与が低すぎて、子ども3人連れて帰って来れない。
人口減少の問題。若い人たちにとってみると、一つ一つ理由があるんです。結婚できない理由。子どもを授からない理由。そしてもう一人子どもを産むことを躊躇する理由。秋田で働けない理由。国会議員全員とは言いませんけれども、今の若い人たちは根性がないと決めつけている人たちが多いんです。俺が若い頃はもっと郷土に対する愛着があった、愛があった。今の若い人たちは根性がないから、秋田にとどまれないんだ、地方を活性化しないんだと決めつけて、なんの対策もしてこなかった。
どうか、人口減少を乗り越えるために、本当に若い人たちに向き合って欲しいんです。そして若い人たちに向き合うために、これからの秋田と日本の政治の舵取りを若い世代に託して欲しいんです。あんまり言うと怒られるんですけど、岸田さんとか枝野さんとかに頼り続けている時代じゃなくて、40代30代の若い人たちが、これからの日本を背負っていくんだと、そう言う気概で政治を動かしていかなければ、この秋田は変わらないんです。
私がお願いしたいことは、これからの秋田と日本の舵取りを若い世代に任せて欲しいと言うことです。
この10年振り返ってみてください。安倍さんの言うこと聞いて8年間、トリプルダウンだ、アベノミクスだ、いつかは地方がよくなるんだと言われて、我々我慢して待ったじゃないですか。秋田の総理が生まれれば、秋田も変わるんだと期待した1年間も、もう終わってしまいました。この10年間振り返れば、どんだけ政権が安定しても、秋田出身の総理が生まれても、秋田の様子は一つも変わらないと言うことを思い知った10年間だと私は思うんです。
だから皆さん。なんとかお力を貸してください。これからの若い世代、もちろん今までこの日本を引っ張ってきてくれた人生の先輩方、ご高齢の方々をしっかりとこれからも支えていきます。私も8歳の子供を持つ親ですけれども、これからの秋田と日本で育っていく子供たちをしっかりと育てます。上の世代を支えて、下を育てていく、そう言う中核の世代に政治を担わせて欲しいんです。
選挙戦、正直厳しいです。今自転車2台に乗ってきましたけれども、お相手は本当に大きい組織とすごい支持率を持った自民党の先生です。我々みたいな若い、今パーカーを着た人間がなんとか頑張ったところで全然追いつけないんです。だけども、今日集まっていただいて、足を止めていただいた皆さんが、なんとかお声がけを周辺の方々に、ご友人にお声がけしていただくことで、なんとか、先ほど申し上げた若い世代にバトンタッチができると思うんです。
これからは個人的なお願いです。なんとか皆さんのお力で勝たせてください。そしてもう一回、国会で働かせてください。若い人たちが元気になれば、必ず秋田に未来が見えます。若い人たちが日本を引っ張れば、これからの日本も明るい兆しが見えてくると思います。
どうか皆さん、お力を貸してください。今日はそこで、並んでいるかもしれませんが、投票もできます。そして明日、午前中は天気だそうです。
どうか皆さんからのお力添えをいただいて、もう一回秋田のために、日本のために、お仕事をさせていただけるように心からお願いをして街頭からのご挨拶にさせていただきます。
足を止めてくださって、本当に皆さんありがとうございました。
一生懸命残り頑張ります。よろしくお願いいたします。
▼下記リンクより動画でご覧頂けます。▼